現在、日本で”最高のオペラ歌手の一人”といつも紹介されており、 「ワルキューレ」ヴォータンでデビュー以来、モーツァルト、ワーグナー、ヴェルディ、R.シュトラウス等のスタンダード・オペラから 現代作品まで、きわめて幅広いレパートリーを誇っている。 東京藝術大学卒業、同大学院修了。安宅賞、松田トシ賞受賞。文化庁オペラ研修所第８期修了。 文化庁派遣芸術家在外研修員としてミナノへ留学。ジローオペラ賞新人賞受賞。 コンサート歌手としても、N響はじめ、主要オーケストラとの共演も数多く、 サヴァリッシュ、ロジェストヴェンスキー、アシュケナージ、デュトワ、チョン・ミョン・フン、小林研一郎といった世界的な指揮者との共演は記憶に新しい。 殊にマーラー「さすらう若人の歌」の演奏は他に比肩するものがないと絶賛されている。 ヨーロッパ文化の規範に照らし、共演した国際的ソリストたちはもちろん指揮者たちからも常に賛辞を寄せられており、 伸びやかで張りのある数少ないバリトン・カンタンテとして21世紀を担う活躍を続けている。 学位論文「グスタフ・マーラーの音楽におけるやわらかいリズム」 により聖徳大学から博士（音楽）の学位を授与される。聖徳大学音楽学部兼任講師。 二期会会員。 日本声楽アカデミー会員。