バリトン・ 青戸 知(あおと さとる)

東京芸術大学を首席で卒業。文化庁オペラ研修所と大学院を修了。文化庁派遣で渡伊。安宅賞、松田トシ賞、ジローオペラ賞新人賞受賞。N響はじ
め主要オーケストラとの共演は数多く、サヴァリッシュ、アシュケナージ、デュトワ、小林研一郎ほか世界的指揮者との共演。マーラー「さすらう若人の歌」の演奏は他に比肩するものがなく、また200回を越える「第9」の演奏は他の追随を許さない。東京芸術劇場での自主リサイタル、サントリーホールに於いての歌曲の演奏は、絶賛を博す。オペラも多彩なレパートリーを誇り、その第一人者として活躍。聖徳大学より博士(音楽)の学位授与。理論に裏付けられた深い洞察による作品解釈は、演奏に一層の深みと柔軟性をもたらしている。2012年NHKテレビ「名曲アルバム」でドボルザーク「母の教え給いし歌」が全国放送された。聖徳大学音楽学部講師。日本声楽アカデミー会員。二期会会員。日本基督教団青山教会会員。



ソプラノ 一小路千花(いちこうじ ちか)

東京芸術大学卒業。二期会オペラスタジオ第3 6期マスタークラスに在籍中に優秀賞を受賞し、渡伊。イタリアベルガモのスクオーラ・ディ・カントにおいてディプロマ取得。オペラでは、「フィガロの結婚」、「ヘンゼルとグレーテル」、「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「カルメン」、「こうもり」等に出演、好評を博す。またコンサートにおいては、ヘンデル「メサイア」、「ベートーヴェン「第九」、フォーレ「レクイエム」、モーツアルト「戴冠ミサ」等に出演。特にマンドリンアンサンブルのソン・プレザンとのリサイタルは、好評を得、20回を越える。宝石のように磨かれ、艶と伸びのある美声と、ドラマティックな表現力を兼ね備えたソプラノとして、これからの活躍が益々期待される。二期会会員。日本基督教団青山教会会員。(青戸夫人)



ピアノ野原みどり(のはら みどり)
東京芸術大学在学中に第56回日本音楽コンクール第1位受賞。首席で卒業後、パリ、エコール・ノルマルに留学。ブゾーニ国際ピアノコンクール第3位、ブタペスト・リスト国際ピアノコンクール第2位、第23回ロン=ティボー国際ピアノコンクール第1位受賞。J・フルネ、L・マゼール、M・プラッソン、小澤征爾/フィルハーモニア管、ドレスデン・フィル他、国内外の指揮者、オーケストラと多数共演。また日本全国でのリサイタルに加え、ベルリン・フィル・ヴィルトゥオーゾ、アンサンブル・ウィーン=ベルリンやヴィオラのG・コセ、W・クリスト、サクソフォンのC・ドゥラングルとの共演等、ソロのみならず室内楽やデュオでも活躍の場を広げている。CDはフォンテック、アウローラ・クラシカル等より6枚が発売されている。京都市立芸術大学准教授、名古屋音楽大学客員教授。

 


 渋谷チャーチコンサートに今年も私たちの親しい、バリトン・青戸知、ソプラノ・一小路千花ご夫妻をお迎えします。クリスマスを待つこの時、最高のオペラ歌手の歌をたっぷりと味わってください。お二人の人柄から来る歌声は、私たちの心を豊かに暖めてくれることでしょう。
共演の野原みどりさんは世界的に大活躍されているピアニスト(ロン・ティボー国際ピアノコンテスト第1位他)です。青戸夫妻とは芸大の同級生で仲良しとのこと。息のあった、すばらしい演奏が期待されます。ぜひ参加していただきたくご案内いたします。


●恵まれない子供達へチャリティー募金があります。